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Nanami

出身・在学高校:
京都市立美術工芸高等学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:

ペルー留学や考古学、芸術留学に関する質問はもちろん、トビタテに関するちょっとした質問など、お気軽にご連絡ください!
このアカウントでは留学報告を漫画にして投稿しています。楽しんでいただけると幸いです。また、現在は学生団体smile関西エリアに所属中。smileのアカウントもぜひご覧ください!


最終更新日:2025年02月04日 初回執筆日:2025年02月04日

京都とインカを、徹底比較⁉

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・専門留学(スポーツ、芸術、調理、技術等)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Project Abroad Peru
  • ペルー
  • クスコ
留学期間:
2週間半
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 470,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

「私って何だろう?私がしていくべきことはなんだろう?」という漠然とした問いを探るため、私の出身地・京都と同じく観光都市である、南米ペルーのクスコ市へ留学をしました。
『京都で生まれ育った私の価値観≒京都の価値観』
という仮説をたて、京都と様々な共通点を持つクスコとの比較から、京都を客観的に見つめ、私自身についても見つめなおすきっかけとしました。
探求活動として、現地の考古学ボランティアに参加し、見聞きしたことを事細かに記して、京都との比較を行いました。

留学の動機

普段高校で美術を勉強している私ですが、周りと自分のスキルを比べて落胆することもしばしば。技術が十分でない私に、将来的にできることはあるのだろうかと、不安に思う機会が多くありました。そこで、一度自分を客観視し、良いところや課題点を知ることで、自信を持つことや進路決定に繋がるのではないかと考えました。美術とは全く違う学問である考古学を勉強することで、非日常で物事を考えてみよう、という試みです。

成果

探究活動から、観光地での「清潔感・衛生を保ちたくなる工夫」をすることの大切さに気が付き、芸術を使った社会貢献に興味を持ち始めました。また、絵を描いて喜ばれた経験から、描写力の高さだけが、美術の向き不向きを決めるわけではないと確信できました。この経験から、「わたしなりの芸術や人を喜ばせる社会貢献の形をつくっていきたい、だから美術に真摯に向き合っていこう」と思えるようになりました。

ついた力

“無茶振り”対応力

ペルー留学を決めた時点で、当時の私にはできそうにもなかったことを、未来の自分に“無茶振り”していたのだと思います。後先考えずに設定してしまった大きな目標に責任を持ち、何だかんだで終わらせる力がつきました。帰国後も私の“無茶振り”癖は治らず、高すぎる目標を設定しながらも、着々と前進中。

今後の展望

アンバサダー活動をしたことによって、自分にしかできない人助け、芸術の形があることを実感。大学進学後は、途上国に留学をし、私だからこそできるユニークな社会貢献を模索していきます。

留学スケジュール

2024年
7月~
2024年
7月

ペルー(クスコ)

二週間の高校生向け考古学ボランティアプログラムに参加しました。
プログラム内での活動は、遺跡の草刈り、石壁の再建、博物館、インカの歴史や考古学の基礎講座受講、セラミックの記録 などです。

午前中は主に遺跡の草刈り、石壁の再建など、力仕事を行いました。一般の人が立ち入ることのできない遺跡内を案内していただき、実際に作業をしている考古学従事者の方々とお話をしながら、様々なことを教えてもらいました。観光地である遺跡の裏側に入っていくワクワク感は、中々味わえない貴重な体験でした。

マチュピチュ週末旅行、サルサダンス教室やペルーの郷土料理教室、クスコ市街のバス観光など、ボランティア以外のプログラムも楽しみました。

そんな生活の中で、現地で説明された細々とした考古学の知識から、原住民の方におしえてもらったケチュア語まで、記録をとるようにしました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

活動中に出会ったアルパカの子供。
訪れた遺跡はどこもとにかく高い。
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

驚きの連続のペルー生活、面白かった瞬間たち。日本では絶対に食べられないモルモット肉やアルパカ肉を食べたり、眺めの良い観光施設でケチュア族の方と一緒に礼拝をしたり。ちなみに、礼拝ではコカインの原料であるコカの葉を使うんです。活動日は毎日、シートベルトのない車での山道ドライブ!活動場所である遺跡は山奥にあるため、崖っぷちを走って向かいます。スリル満点。遺跡近くの山にはアルパカが多いけれど、市街地は野良犬が多い!街をうろつく大型犬にはドキっとしました。狂犬病のワクチンを打っておいたので安心。ホストファミリー宅では、ホストファミリーがディスコに行くと言い出し、おなかに絵を描き始めました。ディスコって腹踊りをするところなの?!(笑)…などなど、面白いエピソードが山のようにできた最高の留学でした。

アルパカバーガー。あっさりしていておいしい。
ケチュア族との礼拝で使った道具
モルモット肉のスープ。独特の匂いで私は苦手(笑)

留学から繋がるストーリー “今、これやってます”

留学を通して、「私にしかできない芸術、社会貢献の形」があることを知った私。その模索の第一歩として、インスタグラムにて留学体験を漫画にして投稿しています。これを見た方が、トビタテや留学に興味を持ってくださると嬉しいな…という気持ちで始めました。これからもたくさん投稿していきますので、ぜひご覧下さい!

クスコで見た素敵なものを盛り込んだイラストです!
こんな感じでゆるい漫画を描いています
留学テーマの中で京都が重要な要素になっているため、侍。

途上国に行く方は医師に相談!

  • 生活 : 治安・安全

留学前に渡航外来の先生に相談し、A型肝炎、B型肝炎、狂犬病のワクチンを打ちました。また、留学先が高地にあるため、高山病の薬も処方してもらいました。結局は何事もなく帰国できたのですが、凶暴な野良犬を見てヒヤリとすることなどもあり、健康面での対策を万全にしていったのは正解だと感じました。

現地の野犬、怖すぎ。

留学前にやっておけばよかったこと

現地語の基本フレーズの学習。使用した飛行機のアナウンスがスペイン語だったため、理解しきれず不安なことがありました。また、現地で暮らしている民族のあいさつなども、予習しておきたかったです。

留学を勧める・勧めない理由

勧めます。自分が持っているレッテルや肩書をはがされ、丸裸になった心で一人違う世界に飛び込むこと。何もない状態から新しい生活をスタートすることは、自分が持っている本当の技量や能力を知るきっかけとなります。その結果、苦しい思いをするとしても、トビタテには素晴らしい仲間がたくさんいるので、励ましあって高めていけます。ぜひ、恐れずに挑戦してみてください!自分の視野がぐんと広がります。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学には不安がつきもの。思い切ってチャレンジすれば、今感じている不安の量より多い学びが得られるはずです!一緒にトビタテ仲間になりましょう!