絶対に助けてもらったほうがいいことについて
はるき(東北大学/ 福島県立磐城高校)
- 留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
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- ウィーン大学
- オーストリア
- ウィーン
- 留学テーマ・分野:
- 大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学開始直後はとにかくできないことだらけだが、とりあえずはひとりででなんでもやってみなければいけない。しかし、時々は他の人の力に頼って少し無理をしてでも助けてもらったほうがいいことがある。その一つが居住許可の取得などの行政手続き。その曖昧さと適当さで悪名高いオーストリアの行政に、毎年日本からの留学生が非常に苦労する。郊外の役所にわざわざ出向き、何時間も待たされた末に担当者や日によってころころ変わる曖昧な基準に何度も翻弄されることになる。その難しさを事前に聞いていた私は忙しいルームメイトに頼み込んで手続きの際、一緒に行ってもらうことにした。ルームメイトが担当者とドイツ語で話してくれたのが本当に大きかったと思う。私の手続きはなんの問題もなく通った、本当に奇跡的に。日本人留学生の友人は私と同じ条件の書類を携えてひとりで行き、保険の再契約など、何度も書類の変更を求められた。行政の担当者は流暢な英語を話すが、母国語で話す場合とは気分が違うのだろう。現に態度が変わる。担当者の気分によるところの多い行政の国に行くのであれば、そうした煩雑な手続きの際には絶対に母国語話者で助けてくれる人を頼ったほうがいいと思う。
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