環境保護をメインの活動で留学したけど帰国後は教育系へ!? 帰国後から携わっているNPOについて
![](/zukan/images/tip/3137_1_bGDUCbcTp3grn13R.jpg)
中山璃乃( 大阪府立水都国際高等学校)
- 留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
-
- Project Abroad
- エクアドル
- ガラパゴス諸島
- 留学テーマ・分野:
- 短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・海外ボランティア
私の留学は、ガラパゴス諸島で行う環境保護活動をメインで派遣されました。しかし、いざ現地へ行って活動していると、現地のスタッフの人でさえ、目の前にあるタスクに追われていて根本的な解決法がないように感じました。このままずっと同じことを繰り返していたら、ボランティアの人手を借りて一時的に良い状態にさせることはできても、継続させることはできないのではないかと思いました。そこで、お世話になった現地のスタッフの方に「だから教育は大切なんだ」と教えてもらったことが、教育への関心がより高まるきっかけとなりました。これらの経験より、帰国して数カ月後からNPO法人ニランジャナセワサンガという団体で、インドの貧困地帯(ビハール州のスジャータ村)に教育支援や就労支援をする活動を行っています。セワサンガは、現地にニランジャナスクールとビームスクールという2つの学校を設立しました。都市部では、科学技術による発展が凄まじいエリアもある中、郊外では学校に通えない子供達もいます。そんな中でも現地の人々が自分達の手で、資金調達をはじめ必要なものを手に入れられるシステム作りに携わっています。20年以上続くこの団体の中で、様々な経験を積んだメンバーの方々と共に社会貢献することへの喜びを感じつつ日々たくさんのことを学びながら活動をし、「教育の改善は、社会課題解決の上で非常に大きな鍵となる」と感じています。インド現地の子供達が学校に通えたために、大人になってからしっかりと職に就けている人などを見ていると、この活動の有意義さを感じると同時に、自分が生まれ育っているこの環境がいかに素晴らしいものであるかを実感させられます。私のように、やりたいことを自由に選択することができるような人が少しでも多くなることを切望しています。
続きを見る