自分を貫く
Yuri Tanaka(筑波大学、東京大学、東京藝術大学/ )
- 留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
-
- Ars Electronica Futurelab(アルスエレクトロニカ フューチャーラボ)
- オーストリア
- リンツ
- 留学テーマ・分野:
- 専門留学(スポーツ、芸術、調理、技術等)
そうすれば、帰国後の行く道は自ずと見えるはず。
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自分を貫く
そうすれば、帰国後の行く道は自ずと見えるはず。
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インポスター症候群
私が留学中に最も苦労したのは、「インポスター症候群」といわれる心理状態です。インポスター症候群とは、周りからは高く評価されているにも関わらず、自分自身のことを過小評価してしまう心理状態のことです。日本の謙虚さを美とする価値観を基準に自分自身や周囲を捉えると、欧米・アフリカ・ラテンアメリカ等の学生は業績のアピールが非常に上手いため、インポスター症候群に陥ってしまう恐れがあります。特にオックスフォードの環境では、欧米の学生でさえもこのように感じることが多々あるといいます。私自身今でもインポスター症候群と戦っている最中ではありますが、「こいつ、業績をアピールしているな」と思ったら言葉を額面通り受け取らずにある程度聞き流し、「事実関係を正しく把握する」ことを重要だと思います。添付画像は極端な例ですが、例えば「自動車の運転免許を取得した」を言い換えると、「燃料式車両を操作するスキルと能力を評価する専門的かつ最も栄誉ある試験の受験者のうち、上位5人に選ばれた」というように言い換えることができます。うわべの言葉に惑わされず、本物を見極められるようになりましょう。
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悩んだときに
留学して1か月くらいが経った頃、自分の英語力の拙さや環境の変化へのストレスが溜まり、過去最大に病みました。持病の吃音がひどくなり、英語はもちろん日本語もうまく話せなくなってしまい、誰とも会いたくない、、という状態になってしまいました。 そんなとき、日本の友人と話して自分がどんな人間であるのかを思い出すと共に、現地でできた友人に思いを打ち明けました。最終的には、日本の大学から一緒に留学に来ていた、自分をよく知る人の言葉で、自分への自信を取り戻して、病み期を脱出することができました。 当時は永遠にも感じられましたが、振り返ってみれば本当に病んでいたのは2週間ほどだけです。留学先で悩んだり病んだりすることもあるかもしれませんが、いつか終わるときが来ると信じて、信頼する人たちを頼ってみてください!
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留学の持ち物
渡航するときのスーツケースに何を入れていこうか迷っている方へ。あれもこれもパンパンに詰めて32キロを引き連れて渡英した私が留学に必要な持ち物を厳選しました。添付画像を参考にしてみてください。欧米諸国では、たいていの物は手に入るので、あまり欲張らず身軽で行くことをお勧めします。
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日本用SIMフリーのスマホを持っていく※ただし周波数を確認すること
海外に行った場合にスマホが使えないと最悪です。海外に行って最初に行うべきことのひとつがsimカードの入手です。 simフリーのスマホを持っていない場合に悩むのが、日本でsimフリーのスマホを買うか現地でスマホを買ってしまうかですが、私のお勧めは日本でsimフリーのスマホを買うことです。なぜなら海外でスマホを買うと操作案内がすべて英語もしくは現地語なので使いづらいです。また、日本のスマホであれば日本人が愛するLINEが使えます。 ここで注意されたいのは、「simフリーのスマホ」と一口にいっても全てのsimが認識できるわけではないということです。スマホには認識できる周波数が決まっています。日本でsimフリーのスマホを購入する場合は事前に留学先で何の周波数の回線が使われているのか、自分のスマホはどの周波数に対応しているのか確認しましょう。 だいたい全世界の周波数に対応している海外仕様向けのスマホはiPhoneやNexusやAndroid Oneだと思われます。お勧めはアンドロイドのNexusとAndroid Oneです。理由は(1)途上国の人は比較的値段の安いアンドロイドを使っている場合が多いと思われるから(2)iPhoneは世界共通価格でみんなが知っているブランドなのですぐにお金を持っている人だとばれるからです。その点Google社製のNexusとAndroid Oneは高機能で使いやすい優秀なスマホであるにも関わらずそこまで知名度がない(ごめんなさい)ので現地の人が使っているスマホに紛れることができます。
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休日の予定も出国前に
私は出国する前は「休日のことはイギリスについてから考えても、まあ大丈夫でしょう」と何も計画せずにいた。しかし、いざ行ってみるとやることがなかったり、旅行に行くとしても直前でチケットを取ったりホテルを予約したりしたので、かなりお金がかかってしまった。また何もない休日こそ、もっと自主活動(フィールドワーク)などをしっかり行いたかったと思った。休日の予定もしっかりと立てたほうが留学生活を充実させることができると思う。
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公務員試験
2月に帰国して、4月から公務員試験の勉強を始めた。周りは去年の11月ぐらいから始めている人が多かったため、あせりを感じたが、公務員学校に通い人一倍努力することで5月以降の試験に間に合わせることができた。
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活かすも殺すも自分次第
現地派遣のインターンは、良くも悪くも強制力というものがありません。もちろん、義務で始めた留学ではないので、やる気に満ち溢れた状態で生活は始まります。しかし、長期の滞在になればなるほど、どこかで物足りなさや、逆に怠けという気持ちが出てくることもあります。または、挫けてしまったりなど。そんな時に問われるのは、自分の克己心だと思います。 出発前に書いた自分の目標や決意というものは、こうした時に大きな支えになってくれます。なぜこの留学に来たのか、何を成し遂げたいのか。初心に帰ることが、また決意を新たにさせ、希望をもたらします。 旅を始めた段階で、それをやりきる力は、一人一人のうちに宿っていると思います。
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時差
私が留学の中で最も辛い思いをしたのが、「時差」でした。 アメリカと日本は昼夜がほぼ逆なので、初めと終わりがとても身体的にしんどかったです。 まず、アメリカに行く時は、飛行機の中で無理矢理でも寝るべきだった、と思いました。映画などを楽しむのもよかったのですが、そのあとのことを考えるとそこでしっかりと睡眠を摂ることで到着してからの過ごしやすさが変わってくるように思います。 そして帰る時は、絶対に飛行機の中では寝ては行けません。映画を見るなり宿題をするなり、必ず最後まで起ききることが重要だと思います。それでも帰ってから夜中に目が覚めたりするので、日中に沢山動いて自分を疲れさせて寝る、というようにしたら、時差も早く治ると思います。
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リベラルアーツ大学の最大の弱点「就労機会」
私が学部留学を志していた時に感じていた違和感の中で最も大きかったのが、「留学の良いところはいろんなところで書かれているけれど、なかなかその厳しい現実を知る機会はないし、もっともどのように乗り越えるのかなんて情報どこにもない」というものでした。なので、ここで米国のリベラルアーツ大学進学の最大の弱点である「就労機会の無さ」について触れようと思います。 ウィリアムズ大学を含めた多くの米国のトップ大学は田舎にキャンパスを構えているために、なかなか他の学校や社会人の方を見かけません。そのため、大学を出た後のキャリアについて考えるたり、ロールモデルとなる方と出会う機会はあまりありません。また、学生ビザで学外の就労が禁じられていることに加えて、日頃の課題に忙殺されて、将来のキャリアを考える上で参考になる就労経験をすることも難しいのが現状です。そのため、ギャップタームや休学、休暇を使用して日本や米国でのインターンへの参加、日頃からのインプット、自発的なネットワーキングがとても重要だということが見過ごされがちだと思います。
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