言葉の壁~専門用語と日常英会話~
深堀 響子(新潟大学/ 東京学芸大学附属高等学校)
- 留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
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- カリフォルニア大学サンディエゴ校
- アメリカ合衆国
- サンディエゴ
- 留学テーマ・分野:
- 大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)・理学・数学・物理・化学・生物・地学
幼少期にアメリカに住んでいたことがあり、簡単な英語は得意な方でしたが、研究室で使われる専門的な英語にも、日常会話の英語にも不安がありました。そこで、留学前には、専門用語については、研究テーマについての英語論文を読んだり、医学英語全般について簡単な語彙を覚えたりしました。日常会話の英語については、インターネットのオンライン英会話講座を受講したり、大学内の英会話セミナーに行ったりしました。 実際に、留学してみると、専門用語については、自分の知識不足を痛感することは多々ありましたが、調べるツールさえあれば、すぐに解決しだんだんと語彙も増えていきました。また、日常生活の英語については、買い物や交通機関の利用などは慣れれば、問題ありませんでした。そんな中、実は言葉の壁を感じたのは、複数人での”なんでもないような”会話の英語でした。例えば、研究室のメンバー何人かで昼ご飯を食べるときは、展開の早い会話や略語、冗談に全くついていけず、寂しい思いをしました。1対1で話すことやプレゼンテーションをすることよりも、実際のところ、複数人でのネイティブの会話に入ることが最も難しいことなのではないかと思います。 留学を終えて、もっと英語力を向上させたいという思いは強くなり、現在は医学英語は参考書や問題集をつかった勉強し、会話の英語については引き続き、大学内の英会話セミナーに行っています。しかし、英会話の力を向上させることはとても難しく、やはり留学などを通して、実際の会話の中に毎日入ることが大切なのではないかと思います。留学の機会があれば、ぜひまた留学したいと思っています。
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