力になりたいけどなれないときは
うめこ(国際基督教大学/ 西南学院高等学校)
- 留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
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- ブリティッシュコロンビア大学
- カナダ
- バンクーバー
- 留学テーマ・分野:
- 大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
学校のプログラムを通し、暴力や薬物中毒にて苦しむ女性のためのシェルターにボランティアとして訪れました。ここは、West Vancouverで初めて女性に限定した住居・ワークショップ等を提供した団体です。特に薬物中毒の問題に関しては、「急に摂取を止める」ことの難しさをこの団体は理解しており、世界で初めて、その地域に住む女性が一緒に、より安全に薬物と向き合うことのできるスペースを開きました。 昼食の準備を手伝いその後のワークショップに参加したのですが、同じような悩みを抱える女性達が集まる場を提供することで、支援団体が「上から」アドバイスや支援を行うのではなく、同じことを経験した女性たちがお互いを助け合うコミュニティ作りが行われていることは大変勉強になりました。 そして、暴力や薬物などの問題を経験してきた方は他人に対して敏感であり、自分を守るために攻撃的であったりするため、そのような方とどのようにコミュニケーションをとるべきなのかを深く考えるきっかけとなりました。スタッフの方から頂いたアドバイスは、”It’s always never about yourself”: 私個人に対して怒っていたりするわけではなく、これまでの過去の経験から他人とのコミュニケーションがとても難しく感じている方が多くいらっしゃるということでした。その内容はもちろん当然のことですし、自身の未熟さに気付かされましたが、その言葉を掛けていただくことで、selflessな状態で難しい経験をされてきた方々と向き合うことの重要性を再確認しました。また、直接力にはなれなくても、裏でその方を少しでも支える方法はいくらでもあるはずだと気付かされました。
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