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留学先探し / ボランティア 52件

日本語を教える難しさ

浜田奈緒(法政大学/ 大妻多摩高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Projects Abroad
  • メキシコ
  • グアダラハラ
留学テーマ・分野:
海外ボランティア

語学講師としての務めは、学生の語学力を引き上げる重い責任や言葉の壁に何度も何度も悩みました。 特に大学で日本語を教える際は、メキシコでは日本語が非常に難しいため、授業を受け始めても途中で辞めしまう学生が多くいました。私は、再度学ぶ意欲を取り戻してもらうために声をかけ続け、3つの工夫を凝らしました。 1.毎回1.5時間の授業を行うために7時間の事前準備を繰り返し、学生が興味を持っていた日本の文化や国民性についても語り合える双方向の授業を考える。 2.日本に留学した経験のあるメキシコ人の学生に日本の魅力を話してもらうことにより、学生のやる気を喚起する。 3.食堂などで学生の輪に積極的に入って行き、語学を学ぶことを途中で諦めてしまった学生とも関係を築く。(時に日本食を持っていく) 最後の授業で感謝の言葉をもらった時は涙が出る程嬉しかったです!

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「情けは人の為ならず」精神

かじもん(岡山大学/ 山口県立徳山高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • カセサート大学 人文学部 国際統合マネージメント学科
  • インドネシア・カンボジア・シンガポール・タイ・フィリピン・ベトナム・マレーシア・ミャンマー・ラオス
留学テーマ・分野:
海外インターンシップ

孤児院での活動時、無邪気に目をキラキラさせ楽しむ子ども達といると、彼らのバックグラウンドを忘れてしまいがちでした。しかしお話を聞くと、彼らが中学生になる頃に、親が労働力として孤児院から連れて帰ることもあるそうです。私の滞在時の思い出は彼らの中に残ってくれるかもませんが、本当の「支援」とは何かを考えさせられました。特に外国人が、新興国の現状に問題意識をもち、熱意をもってNGOを設立したものの、その後の引継ぎをしっかりしないまま現地の人に投げてしまうことで、うまく機能しなくなってしまう前例もあるようです。副職で収入を安定させている現地の方にとって、「よそ者」の「善意」に基づく活動は合理的ではないのかもしれません。できる人が、無理なく続けていける人材育成の形態を、様々な立場の方へのインタビューを通して、多角的に探究してみたいと考えるようになりました。

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