インターンシップのセルフコーディネート
藤本直樹(立命館大学/ 京都府立鳥羽高校)
- 留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
-
- バンドン工科大学都市建築計画政策学専攻、グリフィス大学観光経営学専攻、Sarah’s Sister’s Sustainable Cafe
- インドネシア・オーストラリア
- バンドン・ブリスベン・ゴールドコースト・アデレード
- 留学テーマ・分野:
- 大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
現地到着後に偶然巡り合ったインターンシップ受け入れ機関であったので、こうしたアブノーマルな筋から(海外からのフルタイム・インターンシップ希望)の依頼を飲み込んでもらうためには「予期せぬことがあった際の法的責任所在はどうなるか」や「VISAの条件の説明」、「労災保険の説明」などを行い自分の立場を明確に説明し、信用してもらう必要があった。 また、週五回フルタイムでのインターンシップを実施するために必要なVISAに受理されるにはインターンシップの内容と大学で履修した授業科目が沿っていることや、業務量が週五回フルタイムに相応しいということなどのいくつかの条件をクリアする必要があった。こうした課題をe-mailベースのやり取りで進めていき、無事にインターン開始の4か月前にはVISAを受理されることができた。 さらに、インターンシップで具体的にどういったことを行うのかということやどのように進めていくかということなどについても、自分からはっきりと伝えることを意識した。受け入れ側も、提案ベースで話を持っていくことで創造的に「インターンシップ」のモデルを作っていくことができた。 私がこうした提案する際に行ったことは、以下の3つである。 ① これまで自分が行ってきた日本での活動(内容+自分はその中で何をしたのか)を理解してもらうこと。そのために写真や活動紹介動画などを入れたドキュメントを作成。 ② 「必ず達成したこと3つ」などを盛り込んだ提案書を共有し、内容を相談、その後に何度か提案書を提出。 ③ イメージを伝わりやすくために、日本のケースや参照してきた理論などを共有。 こうしたことをインターンシップ開始前から行い、明確な目的・目標とその進め方を準備することができたため、例えば南オーストラリア大学の教授やアデレード大学の教授などのサポートも得て充実した活動を行うことができた。
続きを見る