それぞれの勉強の仕方
木村 良輔(国立大学法人 鹿屋体育大学 大学院/ 東京都立駒場高校)
- 留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
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- Kitchener Waterloo Sports Council
- カナダ
- キッチナー市・ウォータールー市
- 留学テーマ・分野:
- 海外インターンシップ
私の英語との出会いは、おそらく多くの人と同じく中学生時代の英語の授業です。しかし当時は、あまり興味もなく、教科の中の一つとしか考えていませんでした。この気持ちに変化が生まれたのは、大学1年生のときの「ハワイ・1か月語学留学」でした。ハワイでは、異文化に触れる経験が初めてで、新しいこととの出会いが多く、夢のような1か月間でした。一方で、「言語の壁」を感じ、「部外者」という感覚を初めて味わいました。ハワイから帰国後、英語への興味・関心が高まり、独学や、大学の先生に勧めてもらった「多読」という方法で英語を勉強しました。「多読」は英語圏の子供たちが読むような非常に簡単な内容の英語の本をたくさん・早く読むことで英語を楽しく学びつつ英語力をアップしていく方法です。そういった練習・準備をして、ある程度の自信をもって今回のカナダに挑みましたが、会話中に全然言葉が出てこず、気持ちを伝えることができずに、早くも英語への自信がなくなりました。意思疎通を図る上では、読み書きも大事ですが、やはり話せないといけないと感じていたところに、偶然にも素晴らしい人との出会いがありました。それは、日本語を勉強している外国人です。彼は日本語を話す練習機会を探しており、私も英語で話す練習機会を探していたので、お互いの需要と供給が一致し、仲良くなりました。どちらも初心者として、失敗が当たり前でした。お互いが相互の状況を理解していることで、間違っても大丈夫、どんどん練習しようという雰囲気を作ることができました。そして、英語が少し話せるようになりました。英語の勉強の仕方はそれぞれだと思います。しかし、海外に行って日本語が使えない状況においては、英語が話せないと意思疎通ができません。準備段階でその国の言語をたくさん声に出して練習することをお勧めします。
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