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費用 / 奨学金 73件

留学への熱意と価値

杉下佳辰(東京工業大学/ 海城高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • スイス連邦工科大学チューリッヒ校 (ETH Zurich)
  • スイス
  • チューリッヒ
留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)・建築・土木・都市環境

留学に際して大きな問題のひとつが費用に関する問題だと思います. 留学にはやはりそれなりのお金がかかります. 私はスイスという物価の高い国への留学でしたので,とりわけ大きな問題でした. 私は留学を決意し,それまで貯めていたお金は全て留学に回そうと考えました. また,アルバイトでもらったお金も全て留学に回すことにしました. そして,最終的には留学に必要と思われるだけのお金を貯めることができました. 私は結果的にはトビタテに選抜して頂きましたが,それは自分がどれだけ本気で留学したいかという熱意を持って準備できたからこそ頂けたものにすぎず,おまけのようなものだと思っています. 最も大事なことは奨学金への準備ではなく,留学そのものに対する熱意と準備です. それを怠らなければ,奨学金のようなおまけは自然とついてくるのだと思いますし,たとえ運悪く,奨学金がもらえなかったとしても,その留学の価値は変わるものではありません.

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トビタテの弊害

花(東京都・白百合女子大学/ 東京都白百合学園中学高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • パリ・ディドロ大学、Cours Florent、カルロボッソ演劇研修、Médiaspectacle
  • フランス
  • パリ
留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)・芸術・美術・音楽・デザイン・演劇

留学後、トビタテの弊害にもぶつかった。自分がしたくて選んだ演劇が、トビタテの報告書のために「しなくてはいけないこと」として映ってしまう時期があった。義務だと感じると途端に野心がしぼんだ。このまま芝居を嫌いになったらどうしようかと恐ろしかった。寮の部屋の中でぼんやりとインターネットをする日が何日もあった。どうやってそこから抜け出したのかは具体的なことは覚えていない。確か、書を捨てよ町へ出ようとばかりに、考えるのをやめて動いてみた。そうしたら春の気配がしていたから楽しくなってしまったという成り行きだった気がする。 トビタテへの注目度が高いのでトビタテの試験内容、対策、評価されたと思うことがよく語られる。しかし、トビタテも留学も一つ一つが手段であり道の途中の曲がり角だ。誰も彼もに推奨したいものではない。私が間違いなく人に勧めたいと思えるのはコメディーフランセーズやロンドンのグローブ座、そして私を太らせたフランスのワインとチーズだ。

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奨学金制度は意外にたくさんある!

いなお(東洋大学/ さいたま市立大宮北高校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Ecole de Management Strasbourg
  • フランス
  • ストラスブール
留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)・教養学(リベラルアーツ)

私は留学するにあたって、最大限の準備をすることを大切にしていました。もちろんどれだけ準備をしても、現地では苦労することは避けられないのですが、留学に行く上での覚悟みたいなものです。その中に、在籍大学と地元の留学奨学金を受給することが準備の一つにありました。留学に関する費用は全額自己負担するつもりでしたので、大学に入学してから様々な奨学金制度を調べ、この二つに調べ着きました。大学の奨学金に関しては、語学スコアとGPAが重視されるので、日々の授業を大切にしながら、語学学習も並行で行いました。一方で、地元の奨学金は、応募書類の内容が重視されたので、就職活動のESの練習だと思って、先生に添削を依頼しより質の高いものを完成させるように心がけました。結果的に二つの奨学金を戴いて留学に参加することができました。大切なのは、金銭的に厳しいからすぐに選択肢をあきらめるのではなくて、実際に調べてみたり、先輩に話を聞いてみたり、「情報を手に入れるために動く」ことだと感じました!

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