持田 千幸(山口大学/ 私立白百合学園高等学校)
- 留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
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- University of Michigan Medical School Department of pathology
- アメリカ合衆国
- アナーバー
- 留学テーマ・分野:
- 大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
私は今まで留学経験もなく、帰国子女でもありません。英語は元々好きでしたが、病院内でのドクター同士の会話や自分の分野外の学会発表内容は意味不明だったり、帰国前の最終発表でスライド40枚ほどの発表を英語でしなくてならず、帰国準備そっちのけで三日三晩パソコンを抱えて寝ていたりした記憶があります(笑) メンターが説明してくれるのを録音したり、過去のセミナーを真似て書き起こしたりして文章を組んで何とか形にし、最終的には1時間弱の英語のプレゼンをやり遂げました。
ミシガン大学のあるAnn Arborは優秀な学生が多くいて治安も良く、大学付属の美術館やコンサートホールも充実していて、世界最高レベルの芸術に常に触れることができました。特にコンサートホールには足繁く通い、全米有数の交響楽団やジャズの演奏も聞くことができました。JSA(Japan Student Association)を通じて他学部の友人も多くでき、アメフトの試合やバーベキュー、オーケストラ等々数えきれないほどの思い出を共に築いてくれました。彼らは日本でのインターン経験があり、日本人への理解が深く、私の英会話の練習相手になってくれました。英語でカラオケしまくったり、試合に行ったり、ご飯に行ったり、オケに行ったりこれもまた思い出を数え上げたらキリがありません(笑) このように留学中はメンターやJSAの友達と毎日多くの会話を交わし、少しずつ自分の伝えられることが増えているなという実感が日々ありました。最終的には頻繁に会話を交わす相手とは何の支障もなく会話を楽しめるようになっていました。彼らの勤勉な姿勢や日本に対する考え方を知ることで、私自身の価値観や医学に対する姿勢も大きく変えられました。帰国した今も、彼らとは定期的にテレビ電話をしています。英会話の練習になると同時に、その絆の深さを実感しています。