留学先探し
村山安寿(東北大学/ 東京都立日比谷高校)
- 留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
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- マウントサイナイ医科大学ポピュレーションヘルスサイエンス・医療政策学分野
- アメリカ合衆国
- ニューヨーク
- 留学テーマ・分野:
- 大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
私が留学したマウントサイナイのDeborah C. Marshall教授は、大学や知り合いの伝手で留学が決まったわけではなかった。私が自ら留学したいとデボラにメールをしたところ、2日後には「ぜひ留学においで!まずは今週中にZoomミーティングをやろう!」と返信があり、とんとん拍子で留学受入れが決まった。 実は、私はデボラ以外にも30人ほどこの研究分野で著名な研究者に留学できないかと連絡した。そのうち返信をくれたのは5人、留学受入れを快諾してくれたのは3人だけであった。打率1割であった。デボラ以外に私の留学受入れをしてくれた2人の研究者のところに実際に留学することはなかったが、デボラと共に彼女らとも研究チームを築き、多くの共同研究を現在も行っている。 よく留学をしてみたいが留学先が無いと言う学生に出会うが、難しいことを考えず自分の興味がある研究分野の研究者を50人くらいピックアップして、とりあえず手当たり次第に連絡を取ってみるのが良いと思う。 そもそも何の専門性もない大学生や修士学生などには誰も期待も信頼もしていない。数か月間研究留学したところで何かの研究プロジェクトを完遂するのは困難である。しかし、難しく気負って踏み出せずにいればいるほど時間ばかり経って、より一層動けなくなる。何も持たない学生という身分だからこそ気軽に動けるし、目の前のことに懸命に取り組み良い仕事をすれば、自ずと信頼されるようになる。
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