南京嬢(豊橋技術科学大学/ 長岡工業高等専門学校)
- 留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
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- 留学テーマ・分野:
- 大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
航空券購入やビザの申請、授業料や寮費の前払いなどで、出発前の奨学金が支給されるよりも前にある程度の出費が必要でした。事前の出費は後から戻ってくるのですが、その当時は留学してから最初の奨学金が支給されるまで持ちこたえられるかな…と不安になったこともありました。
留学中のお金の引き出しや決済については、VISAやMasterのクレジットカードを持っていたため海外でも安心していましたが、中国人の友人から中国国内では使えないことが多いと聞き、Union Pay(銀聯)カードを日本国内で作りました。奨学金の振込先を銀聯カードの銀行口座にしようと手続をしたのですが、その過程でその銀行口座は振込先に指定できないものだと判明し、手数料なども考慮して家族に銀聯カード口座への振込を依頼しました。
現地ではVISAカードやMasterカードが使えないことが多く、使用可能なATMからの引き出しもできなかったり、使用可能なATMが少なかったりということが多々あり、銀聯カードを用意しておいて良かったと思いました。しかし、海外で発行した銀聯カードでできる範囲には限界があったため、現地の銀行口座を開設しました。口座開設に際して、銀行によっては学校からの承認が必要であったりする場合があり手間取りましたが、開設後は日常生活がよりスムーズに送れるようになりました。
中国では日本以上にデジタル化が進んでおり、偽札問題の面などからもインターネットバンキングが一般的となっています。電子決済サービスも充実しており、それらを利用するのにも現地の銀行口座の存在は便利でした。
両替レートは日々変動するので随時確認し、現地通貨に換金する、口座から引き出すといったことも、長く生活を続けていく上では必要な知識でした。今では、引き出した現金や換金した現金は偽札ではないかその場で確認するといった癖もついてしまいました。