自分で計画し、それを声にすることの大切さ
國分悠菜( 福島工業高等専門学校)
- 留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
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- Projects Abroad
- フィリピン
- ボゴシティ
- 留学テーマ・分野:
- 短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・海外ボランティア
私は小学生の頃から、テレビや雑誌で見る海外での生活や外国の文化に興味を持っていました。私の住んでいる地区では、中学生15人が毎年夏に、アメリカで2週間のホームステイやキャンプを実施するという町が支援するプログラムがありました。私は小学生の頃からの海外への憧れもあり、それに参加したいと両親に伝えましたが、話すらろくに聞いてもらえずに、反対されました。私はその時、お金の工面が大変なのだろうと考えていました。しかし、高校生になってトビタテに応募したいと伝えたところ、どんなプログラムで何をしたいのかを真剣に聞いてくれました。もちろん初めは良い反応ではありませんでしたが、自分が将来の夢のためにボランティア留学をしたいという強い思いと、現地で実際に何をするのか、何を学びたいのかという細かいところまで、はっきりと自分の言葉で伝え続けたところ、「そんなにやりたいことがあるなら、やってみればいい。」と言ってもらえました。その時に私が感じたのは、中学生の頃に両親が反対したのは、お金の工面ではなく、私の留学への気持ちがはっきりしていなかったからだということです。遊びに行くような甘い気持ちで挑戦できることではないと分かって欲しかったのではないかなと感じました。私の両親は、トビタテのように自分で計画して、それを国や企業の方が評価して採用されて、初めて留学が出来るというところに魅力を感じたのではないかと思います。私はこの経験から、いくら親子でも、言葉にしなくては伝わらないものも沢山あるということや、大切なのは自分の留学への思いや、綿密な計画性をはっきりと自分の言葉で伝えること、口に出すことだと改めて気付くことが出来ました。
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