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生活 / 治安・安全 123件

治安ってなんだ?:路上生活者の方との関わり方(無視から寄付までの変遷)

のどか(東京大学大学院/ 愛光高校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • サンパウロ大学哲学文学人間科学研究科
  • ブラジル
  • サンパウロ
留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)

「ブラジルは治安が悪い」というのはよく言われることです。実施に例えば夜間の出歩きは特に危険で、できるだけ避け、複数人で移動し、ウーバーという配車アプリの使用が推奨されています。しかしそもそも治安とは何なのか、私はそれを路上生活者の方との関わり方から考えました。今振り返ると、私は路上生活者の方への強固な偏見という課題を抱えており、それを徐々に解決に向かって行動を変えていきました。路上生活者の方は、ただただ道に寝ていたり、通行人に寄付を依頼していたり、時にはひったくりや恐喝をしたりと様々です。私は最初、自衛として迂回や無視をしていました。しかしあるネイティブの同世代の友人は、「ごめんなさい、できません」等と言って、柔らかに断っていました。それを見て私も無視ではなく、まずは一言返すようにしました。すると、「はい、大丈夫です。神のご加護がありますように」等と返してくれ、ささやかなコミュニケーションが生まれました。しかしそんな風に毎回断る日々を過ごすなか、私も少し寄付したいと思うようになりました。ちょうど帰国の時期も迫っており、行動をしたいが怖いという葛藤がありました。ネイティブの友人に相談すると、「直接カネではなく、その人が必要としているモノ(食べ物や電車のチケット等)を代わりに買ってあげるべし」とのこと。何故ならお金を渡してしまうと、依存性のある違法ドラッグ等に使ってしまう可能性もあるからだそうです。その助言を貰ったあと、ある日駅のパン屋さんの前で、パンを買うように依頼をされました。私が買って渡すと、御礼も言ってもらいましたが、不服そうに「お金が欲しかった」と言われました。ここで笑顔で御礼を言ってもらえたら、綺麗な物語になったように思いますが、現実はそんな風にもいきませんでした。でもそのパンはきちんと食べてくれました!◎

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−40℃のサバイバル

君付龍祐(University of Alberta/ 立命館守山高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • University of Alberta
  • カナダ
  • エドモントン
留学テーマ・分野:
大学進学(学位取得)

もともとカナダは寒いことで有名ではありますが、私のいるアルバータ州はロッキーを挟んで海とは逆方向にあるため非常に乾燥した冷たい風が吹き下ろしてきます。そのため雪はそれほど多くは降らないものの、かなり冷え込むのです(それでも現地の人に言わせれば温暖化で昔ほど寒くはないようですが)。氷点下が1ヶ月以上続くこともあり、もっとも気温が低い時には−40℃近くにもなります(体感温度はもっと寒いです)。そのような時は外に出ないのが一番ですが、授業や買い出しのため引きこもっているわけにもいきません。幸いにも建物や公共機関は全館暖房でとても快適であり、建物と建物をつなぐ地下道や歩道橋も整備されているため、秋までの間にそれらを確認しておくことをお勧めしておきます。それでも長時間外を歩かなければならない場合は、末端から冷えてくるため、厚手の手袋と靴下、防水性に富んだ暖かいブーツ、耳当ては必須アイテムです。それに厚手のダウンジャケットを合わせればなんとかカナダの冬はやり過ごせます。

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公道は常にサバイバル

大須賀 雫( 国府台女子学院高等部)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Millennium Dance Complex
  • アメリカ合衆国
  • ロサンゼルス
留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・専門留学(スポーツ、芸術、調理、技術等)

私が滞在したロサンゼルスにはホームレスの方がたくさんいらっしゃいます。中には、通り過ぎる人達へリアクションをする人もいました。 私は、寮から地下鉄まで徒歩で20分かけていました。その間には道路にて、ホームレスの方に怒鳴られたり道にテントが並んでいる所を見つけたりしました。日本人はわかりやすいので、声をかけられがちです。そんな毎日に怖い思いをするかもと怯えていましたが、サングラスをかけると、声をかけられることも無くなりました。それだけでなく、駅前の観光客の勧誘にも声をかけられなくなりました。 アメリカの地下鉄は危ないと言われていますが、具体的な状況は現地に行かないと分かりません。日本に慣れている私にとって、アメリカに行くまではスタジオへの道中が怖くて足がすくみそうでしたが、実際には盗難などへの対策を万全にしたので安全に帰ってこられました。

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夜はなるべく外出を控える

kounosuke( 岐阜工業高等専門学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • MLI/millennium dance complex/play ground
  • アメリカ合衆国
  • ロサンゼルス
留学テーマ・分野:
専門留学(スポーツ、芸術、調理、技術等)

アメリカ合衆国でLAの夜は、治安が悪く行動が怪しい人や、薬を飲んでて危険な状態にある人が出歩いているため気をつけなければいけない。また、夜のバスの中は、変で怖いひとが乗ってくるため注意が必要。

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一番は自分の身の安全!いつでもどこでも何事でも油断禁物!

ことこ( 公文国際学園)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • 公文国際学園
  • アメリカ合衆国
  • ポートランド
留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・社会探究

ポートランドは「全米1 治安が良いまち」と言われ、心配性の家族も納得の上で今回のひとり渡米を決断した訳ですが、コロナウイルスの影響により、まちはかなり衰退した様子でした。その様子を見た時、自分が思い描いていたまちの理想像にヒビが入ったような感覚で、かなりショックでした。それはまちの中心部に行けば行くほど、ホームレスやドラッグの存在が目立ってきて、恐怖を感じました。その他、日本人が事件に巻き込まれたり、日本人の知人が買ったばかりの自転車を盗まれたりというように、すぐ身近でも影響が出ていました。実際、ホストファミリーやインタビューした人からも、「ダウンタウンは危険だ」という意見がありました。そのことから、まちのことをよく知る現地の人の意見を素直に受け止め、ダウンタウンに行く際は一人であまり行かないこと、常に貴重品を肌身離さないことを意識していました。治安が良いと言えども、まずは自分の身が一番であり、いつでもどこでも何事でも油断禁物だと気付かされました。

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人種差別から乗り越える

Coco( 中京大学附属中京高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Enforex
  • スペイン
  • マドリード
留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・語学留学

現地で1人で歩いていると5回くらい人種差別を経験しました。 スペイン語で中国語を意味する「チーノ」や頻繁にニーハオとバカにされました。 現地にはすごく中国人が多く、その人たちはどう対処しているのか気になりましたが 私が思うに、無視をすることが一番だと思います。 人種差別のビデオは留学前にいくつか見ましたが、こんにちはと返してみては?とアドバイスしている動画もありましたが実際に人種差別に遭うとなんともいえない気持ちになり言えませんでした、、 1人でいるときに差別を受けることが多かったので何が起きるか分からない状態で冒険に出るのは危ないので何も言わずに過ぎ去りました。 なんでアジア人をそんなに差別したいのか理解はできませんがやはりナメられることが多いです。 実はホームステイ先の周りの治安がマドリードの中心にも関わらず悪かったです。 朝から酔っ払っている人やホームレスが多い地域で、酔った人に意味のわからない言葉をかけられ、 その怪しい集団が家の横にうろうろしていて、去るまで1時間その周りで過ごすこともありました。 家族に相談してもあの人たちはそこでただ話しているだけ、なんでそんなに怖いの?と理解してもらえず、結局はその件に関しては解決しませんでした。私のホームステイ先の家族は世界のことについて未知でオーストラリアと日本は近いから似てるでしょ?と言っているくらい日本のことは何も知りませんでした。実際にホストマザーと歩いていた時に大声でホームレスにチーノチーノと叫ばれたことがあったのですが、絶対にわかっていたのに全く助けてもらえませんでした、、、 友達にそのことを話したら、いつでも私たちがついてるから!と強い言葉をかけてもらい、それが強みでした。 本当に人種差別は受けると辛いですが、強く生きていくことが大切だと思います!!!

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初海外怖すぎ! 〜絶えない不安とちょっとやってしまったお話〜

福田智啓( 京都市立西京高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • スタンフォード大学STEAMサマーキャンプ&インターンシップ体験
  • アメリカ合衆国
  • シリコンバレー
留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)

「治安・安全」これは我々留学生が最も留意しなければならないテーマだと思います。僕は海外初体験ということや、ニュースなどでアメリカの(特にサンフランシスコ周辺の)治安悪化をよく耳にしていたのでとても不安で大きな問題でした。そんな問題にどう対処したのかについてお伝えしたいと思います! まず、出国前に徹底的に調べ上げました。自分がすごく不安であったことに加えて、そうすべきだと先輩トビタテ生に教わったからです。なので自分が行く地域の治安について、頭の中で危ないエリアの完璧にマスターして、どこが危ないか画像と地図とともに完璧に覚えていましたし、盗難対策も出来る限りしていきました。(それと同時に、下見とかを済ませることもできたし、地元ネタとかもすぐにわかることができ、ただ治安対策だけでない内容まで網羅できました。ラッキー!) 現地では絶対に予習した地域には近づかない。出来るだけ友人と行動することを心がけていました。(あと、「ここ、自分の庭だから」みたいな顔で常にいることを意識してました。これが意外と大事。) これらの対策が功を奏してか、無事何もとられることなく帰ってこれました!皆さんもぜひ、これらのことを意識してみてくださいね!!! さて、ここで治安に関するやってしまったエピソードを少しだけ。 友人とサンフランシスコで企業巡りをしている途中、なんと某mapを見間違えて治安が悪いエリアに突っ込んでしまいました…。幸いなんともなく帰ってこれたのですが、地図ばかり見ず、もっと周りの様子で判断して進目ばよかったです。皆さんも気をつけてくださいね!

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ルワンダの治安

HANA( )

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • kiseki.ltd
  • ルワンダ共和国
  • キガリ
留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・海外ボランティア

アフリカに行く、となると一番不安なのは治安だと思います。 ルワンダは、治安が良い国として有名ですが、私もかなり心配をしていました。しかし、聞いていた通り、ルワンダの首都キガリはかなり治安がよく、特にトラブルに巻き込まれることはありませんでした。夜ではなければ一人で出歩ける程でした! もちろん国や地域によって治安はかなり異なると思いますが、お金の扱い方や夜の行動などに気をつけて過ごすことが最低限、大切だと思います。

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安全のためにやれることを全てやる

竹瀬晴菜(帯広畜産大学/ 北海道立札幌北陵高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • TAKAHOUSE, Establecimiento Javiercito(牧場), Cooperativa Colonias Unidas(農協)
  • グアテマラ・パラグアイ
  • ケツァルテナンゴ・ビジャオリーバ・オブリガード
留学テーマ・分野:
海外インターンシップ

留学先にもよると思いますが、中南米ということもあり常に細心の注意を払って暮らしていました。 具体的には、スマホに紐をつけて首からかける、パスポートとクレジットカードは首からかけ服の中に隠す、バスなどで寝ない、少額しか持ち歩かない、夜間は一人で歩かない、危険な地域には近寄らない、1人の時はUber(配車)をケチらない…などできることは全て取り入れていました。その上で強盗などにあったら、抵抗せずすべての物を差し出そうと強盗に合うイメージトレーニングまでしていました。私は運が良く事件に遭いませんでしたが、強盗に遭い抵抗したことで刺されケガをした知り合いもいます。きっとどの国でも日本の感覚で暮らすのは難しいと思います。行ったことを後悔しないように、まず命を大切に!

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「困っていること」だけでなく、「お願いしたいこと」を伝える!

julia(広島大学大学院/ )

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • エピナル市役所住環境・都市再生課、坂茂建築設計事務所
  • フランス
  • エピナル、パリ
留学テーマ・分野:
海外インターンシップ

市役所でのインターン中、渡航後わずか2週間の時期に、住宅調査(建物内外部の写真撮影など)に、私一人で行くよう任された経験が、大きな学びの機会となった。 上司が多忙な時期だったため一人で行くよう言われたのだが、日本人がほぼいない田舎の小さな街で、業務内容をフランス語で質問されてもまだ自信をもって回答できない段階で、一人で一般市民の住居地に入ることは非常に不安だった。「知らない日本人がフランス人の住宅に入っていくのを見て不審がられたり、何をやっているのか質問されてもとっさにフランス語で答えられずに市の不信感につながってしまうのではないか」と思い、とても怖かった。 同僚たちは「日本人一人でフランス人のアパートメントに入っていくなんて、そりゃあ不安よね」と声をかけてくれたが、「具体的にどの程度不安なのか、何をしたら不安が軽減されるのかまでは先方もわからない」ということを今回改めて感じた。そして、「何が不安か」ということだけでなく、先方に何をしてもらいたいかを伝えることが重要であるということを学んだ。今回の場合は、初めからフランス市民からの不信感を少なくするために、市職員用のジャンパーをお借りしたり、必要に応じて住民に提示するための住宅調査許可証(市長のサイン入り)と名刺を作成してもらうようお願いした。また、「調査は問題ないが、市民に何をしているか質問されたときに対応できるかまだ不安」と伝えた際は、上司ではない他の職員も、時間を見つけて付き添ってくださった。 このように、困ったことがあるときは、こちらからお願いしたいことを伝えて周りの助けを借りてできることを最大限することで、不安もだいぶ軽減され、やるべき業務に集中することができた。

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