自分の身は自分で守って戦う
國眼綾乃(大阪大学/ 宝塚北高校)
- 留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
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- フィリピン大学ディリマン校
- フィリピン
- マニラ
- 留学テーマ・分野:
- 大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
私の留学先のマニラで「心身ともに強い女性になりましょう」というセミナーに参加しました。痴漢やホールドアップに遭った際に実用的な、合気道などの護身術を教えてくれるものでした。私が驚いたのは「危険があったら周りの人に知らせましょう」ではなく「危険があったらまずその場を回避するために自分の力で戦いましょう」というコンセプトが根底にある、ということでした。誰かが守ってはくれない、守られるのを待ってはいられない、自分で責任をもって行動することがすべてだというメッセージに衝撃を受け、反省しました。 留学前は現地の人にどの場所やどの道が危ないのか、どう回避すべきなのかよく話を聞いておくのがいいと思います。私が居たマニラの中にも治安がいい場所がある一方、絶対一人で歩いてはいけないと言われている場所がありました。そういう場所では水筒やペンなど凶器に成り得るものを手にもっておくといいようです。またぼったくりには注意すべきです。おかしいと感じたら絶対にこちらが引き下がらないで値段交渉をしつこいほどに要求しなければなりません。女性は電話番号や住所を知らない人に教えてはいけません。ニコニコしているだけでも気があると思われる可能性もあります。スマートフォンを外で触っているのは危険なので、鞄にしまったほうがよさそうです。ポケットに入れるのも危ないです。リュックなどは貴重品を入れないか、入れるなら前に抱えるほうが良いようです。パソコンは手に持って歩いてはいけません。はたから見たらわからないよう鞄に入れるなどしたほうが良いようです。公共交通機関では寝ると狙われる可能性が高くなるのでうとうとしないように注意しなければならないと思います。日本語を大声で話していると外国人だと思われて狙われることがあるので場所に寄りますが外では大きい声で話さないほうが無難だと思います。
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