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語学力 / その他の言語 206件

「失敗」と友達になろう!

Lena YAMAGUCHI(京都大学/ 京都府立西城陽高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • リヨン国立建築大学・まちと都市環境専攻
  • フランス
  • リヨン
留学テーマ・分野:
大学院進学(修士号・博士号取得)

フランス語は大学の第二外国語として始めました。大学3年目にトビタテ3期生として10か月フランスへ交換留学したのが初めての海外で、それまでは日本語が通じない環境にいた経験が全くありませんでした。はじめの半年間は会話が聞き取れないことも、うまく話せないことも本当に辛くて、でも失敗するのが怖くてふさぎ込んでいました。そのうち夜にストレスで過呼吸をおこすようになって、しまいには大学の授業中に過呼吸を起こして倒れて、救急隊員にタンカで運ばれかけました (幸いにも大学の隣に住んでいたので、友達が家まで運んでくれました)。その時に何かが吹っ切れて、「間違っても何でもいいからとにかく何か話してみよう」という考えになってから、失敗も前ほどは怖くなくなり、フランス語を学ぶ楽しさを取り戻したと記憶しています。実際に話してみると、どんなに拙いフランス語であっても、文法や単語がぐちゃぐちゃでも、変な顔をせずにちゃんと聴いてくれる人の多さに気付きました。 2回目の留学である今でさえ毎日が失敗の連続で、悔しい思いをすることもしばしばですが、間違うことは決して悪いことではないし、誠意をもって話せば割と聴いてもらえることに日々助けられています。 これから留学される方で、語学力が不安な方はとても多いかと思いますが、大丈夫です、なんとかなります。ぜひ、「失敗」と仲良くなってください!

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継続は力なり?

えんちん(大阪大学大学院/ 智辯学園高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • パリ・ラヴィレット国立建築学校
  • フランス
  • パリ
留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)

パリに着いた当初は、カフェやスーパーの店員や道ですれ違う人など、みんながみんなフランス語しか喋らないので、はじめての1人の海外生活というのも相まってかなり不安だった。日本でもフランス語は少し勉強してから渡航したが、やはり現地の人が話すスピードはかなり早くて全く聞き取れなかった。 フランス語の語学の授業を履修しながら毎日勉強したり、カフェやお店で他の人が話しているフランス語を聴いているうちに、慣れてきたのかなんとなく理解できるようになり、生活がしやすくなったことを実感できた。

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恐れず話す

ゆか(早稲田大学/ ユタロイインターナショナルスクール広州)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • 北京大学国際関係学院
  • 中国
  • 北京
留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)

中国語に関しては留学に行く前のHSKの試験で良い成績を出せたので大丈夫だと思い留学をしたが、実際に習った中国語と現地で使用されている中国語で違いがあり、最初はとても戸惑った。現地では書く、読む事より、より多くの人と中国語を話すことを心がけた。ランゲージパートナーなどを作って毎週会話の練習も行った。

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友達をひとり作る

ゴリラ(国立大学法人島根大学/ 鹿児島県立甲南高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Domaine des Amiel
  • フランス
  • モントブランク
留学テーマ・分野:
その他のテーマ

語学力は必要ですが,覚えるのが非常に困難なものであると思います。実際,一分前に覚えた単語を忘れた,なんてざらにありました。それを解決するには「〇〇後で会話したい!」と思える相手を見つけることです。「言語を覚えるにはその言語を母国語とする恋人を作れ」とよく言いますが,恋人を作る必要はありません。友達でいいんです。志を同じくした日本人でも構いません。とにかく,(言語を)使うモチベーションや楽しみを見つけることが大切だと思いました。

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ドイツ語で会話

まちゅ(帯広畜産大学/ 北星学園女子中学高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • WWOOF germany, Sprachcaffe
  • ドイツ
  • フランクフルト・ローテンブルク・マルクトローダハ
留学テーマ・分野:
海外ボランティア

私は、正直英語もドイツ語も十分に話せるわけでは無い中、ドイツへの留学を決めました。せっかくドイツに行くのだから、日常会話にはドイツ語を使おう。そう思い、語学学校で初心者の状態から2カ月間ドイツ語を学びました。 語学学校の2カ月間と聞くと、十分な時間に感じられるかもしれませんがそうではありません。基本的な文法を学ぶことに手一杯で、日常会話を理解できないのです。実際にファームステイを始めてから、ドイツ語での会話の難しさに気が付きました。 しかし、生活する中で「コミュニケーションがとりたい」と思っていれば、自然と少しずつ話せるようになってくるものだと知りました。留学が終わるころには、簡単な内容なら理解できるし、自分の考えていることも伝えられるようになりました。 留学前に語学に不安を抱えている人がいるかもしれませんが、現地に行ってしまえば何とかなるというのが結論です。しかし、より充実した留学にするためにも、留学前からしっかり行く国の言語を学んでおくことは大切です。

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聞いて手を動かす!日記を書く!

リンシャン(宇都宮大学/ 茨城県立下館第一高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • 社團法人台灣城鄉永續關懷協會
  • 台湾
  • 新台北市・台北市・台中
留学テーマ・分野:
海外インターンシップ

殆ど中国語が話せず、留学当初は苦労しました。そこで、毎日、中国語会話を聞いて、聞いたことを口にしながら書いて文字にする練習をしました。すると、聞く力・書く力・話す力を一気に伸ばすことができました。また、毎日、中国語で日記を書いていました。日記を書くことで自分が普段使う言葉から語彙を身につけることができ楽しく勉強することができました。

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フランス語の壁

田中 源(島根大学/ 山口県立山口高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ストラスブール音楽院
  • フランス
  • ストラスブール
留学テーマ・分野:
専門留学(スポーツ、芸術、調理、技術等)

多くの留学生が同じことを言っているはずなので、僕がここに改めて書く必要もないとも思いました。それでもやっぱり大事だと思うので書きます。言語は早めにやっておくに越したことはありません。 僕が留学前に情報収集していた時も、まるで留学生全員が裏で打ち合わせているかの如くどのサイトにも「早めに勉強しろ」と書いてありました。 それを知っていながら真面目に取り組まなかった僕が100%悪いのは誰が見ても明らかです。完全に言語を甘く見ていました。というのも、留学を終えて日本に帰国してきた友人たちが流暢に外国語を話していたからです。その時から、「海外に行ったら周りの環境と友人でどうにかこうにかなってスグに話せるようになるんだ!」という幻想を抱き始めました。悲劇の始まりです。 今はっきりと言えるのは、外国語を話せるようになって帰ってくるあの人たちは、我々が見てないところで血のにじむような努力をしていたのだということです。(もちろんそれが苦にならない方もいるでしょうが、、、) 留学開始から一か月、僕はようやくこの事実に気づきます。そこからはまるで大学受験一週間前の受験生のように朝から晩までフランス語を勉強しました。元々言語系が苦手だったのでかなり苦労をしましたが、約半年で日常会話には困らなくなりました。(そしてその後街がロックダウンになり、どんどん話せなくなりました、、、) もう一度、当たり前のことを言いますが、言語は早めにやっておくのが良いと思います。(特に英語圏以外の人!!!)

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フランスではやはりフランス語

小野寺圭祐(総合研究大学院大学/ 平塚江南高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • パリ地球物理研究所
  • フランス
  • パリ
留学テーマ・分野:
大学院進学(修士号・博士号取得)

今回フランスのパリに留学したのですが、観光地ということもあり、英語が話せれば問題ないだろうと思い、フランス語をあまり勉強しないまま渡仏しました。しかし、結果から言うと、日本にいる間にフランス語を勉強しておけばよかったと思うことが多々ありました。まず、国際学生寮とは名ばかりで、家賃の支払いはフランス語で行う必要がありましたし、大学へのメールも英語で送信しても返事が返ってこないのに、フランス語で送るとすぐに返信が来ると言うこともよくありました。ですので、観光地として有名な都市に留学する場合は英語だけでなく、やはり現地の言葉もある程度勉強してから海を渡るのが良いと思います。

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言葉ではなく、体で伝える

北嶋 泰周(京都大学大学院/ 長崎県立大村高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Nepal Tokushima (Japan) Friendship Association
  • ネパール
  • バクマティ県カトマンズ郡
留学テーマ・分野:
その他のテーマ

ネパール語は日常生活に困らない程度に話せるようにはなりましたが、いざ路上市場を訪れて路上商人たちから話を聞こうとすると、最初のうちは会話のラリーが全く続かなかったです。私が使えるネパール語は数が知れているので、それを補うようにジェスチャーや指差しで伝えるようにしました。そうすると、彼らも私の必死な訴えかけに対応してくれて、コミュニケーションをとることができるようになりました。

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外国語を学ぶゴールは…?

Sai スズキ(東京外国語大学/ 千葉県立佐倉高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ヤンゴン編集プロダクション、ヤンゴン大学国文学科
  • ミャンマー
  • ヤンゴン
留学テーマ・分野:
海外インターンシップ

 この留学を通してビルマ語を極めたいという気持ちは、当初から持っていました。大学の授業だけで満足していた私は、偶然ある日に留学前の自分がビルマ語を話しているのを見ました。そして「その時の自分からほとんど成長していない、授業だけでは思うように語学力が伸びない」と気付きました。私はこの事に気付くのに留学期間の半分を使ってしまい、非常に後悔しました。その後はミャンマー人しかいないコミュニティに積極的に入るようにしたり、ランゲージエクスチェンジイベントに積極的に参加するようにしました。結果的にミャンマーの友人からも「ビルマ語が上手くなったね」と言ってもらえるようになりました。  ミャンマーではビルマ語を話す外国人が少なく、ビルマ語を少しでも話すと驚かれて、褒められます。それに甘んじているといつまで経っても上達できないと感じました。「自分の語学力を絶えず客観化し、それより高いところに目標を持っていく」、これが語学力の向上に必要な事なのだと思いました。そしていつまでもゴールが見えない事が、外国語を学ぶ楽しさだと思えるようになりました。

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