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語学力 / その他の言語 204件

中国語が分からない私にとって、周囲のみんながのネイティブ先生!生活のなかで楽しく学ぶ

杉森未来(京都大学大学院/ 洛南高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • 国立台湾大学 園芸景観学系
  • 台湾
  • 台北
留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)

台湾に行くまでは中国語のあいさつ程度しか知らず、今振り返ると英語が母国語でない国によく留学したなと我ながらいい意味でも悪い意味でも勇敢だったなと思う。しかし台湾大学の学生は英語が上手で、日本語を勉強している学生も多く、そういった環境でラッキーだったなと思う。生活していく上では、買い物に行くとき等、中国語が分からないと困る場面は多く、初めは心臓をバクバクさせながらコンビニのレジに並んでいたことが今でも鮮明に思い出される。中国語のクラスは台湾での1年の生活を生存するためだけに受講していたが、日常の中国語が分かるようになればなるほど生活の質も上がり、さらに現地の友達が増えた気がする。人と通じあえる喜びがモチベーションにつながり、生存するだけでなくより深いコミュニケーションを求めて中国語習得に励めた。語学の勉強に才能がないと思っていた私でも1年で簡単な会話ができるようになり、自分でもその進歩に驚いている。もちろん、ネイティブのみんなの会話についていけなくて辛いと感じることも多かったが、日本語と英語以外の第三の使用言語として中国語を得られて世界が広がった気がする。今でも台湾でであったラボメートが中国語の先生になってくれていて、これからも習得に励みたい。

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日本である程度言語習得すべし

みゆう(國學院大学/ 帝京大学高校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • オーロニー大学、カリフォルニア州立ろう学校、ギャローデット大学
  • アメリカ合衆国
  • フリーモント・ワシントン特別区
留学テーマ・分野:
海外ボランティア

私はなんとなく「留学に行っていれば、自然と言語なんて覚えられるでしょ」と思っていました。2、3ヶ月たてばわかるようになる、と聞いていたのですが、最初の3ヶ月経っても、会話の半分もわからない!日本でも勉強していて、それなりに自信があったのですが、すぐに崩れ落ちました。慌てて現地で語学習得においてできることは全部やってみよう!と思い、授業後にメンターとたくさん話したり、これってどうやって言えばいいのか先生に聞きに行ったりしました。 日本でもっと勉強しておけばよかった!と強く思いました。確かにコミュニケーション程度はすぐにできるようになるかもしれませんが、留学の目的である、学ぶ事ができる程度には語学力をつけておくべきだったと後悔しています。

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とにかく外に出る

Manami(大阪大学/ 新潟高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • エクスマルセイユ大学人文学部
  • フランス
  • マルセイユ
留学テーマ・分野:
海外ボランティア

私はどちからというと内向的な性格で、キラキラ留学生活!といった一般的なイメージとはかけ離れていると自認している。留学当初はカタコトのフランス語でスーパーでその日の食料を買うのも一苦労だった。そんな私がフランス語力向上に行ったのは、「とにかく外出する」という元々インドアの私の性格からするとまさに強硬手段としか言えない方法。交換留学先での大学開催のパーティーに行ってみたり、地域のバレーボールクラブに参加したり。日本に居た頃は確実に断っていたであろう誘いに、せっかくだから!ともはやヤケクソのように参加した。すると、不思議なことに徐々に耳が慣れていき、渡仏当初には暗号のようだった現地の人の言葉が、段々と意味を成して聞こえるようになった。言語がわからないと不安になるのは無理もないし、寮や自室に閉じこもりがちになってしまうかもしれない。だが、それでは言語はいつまで経っても伸びないし、自身の成長も感じられない。せっかくこんな遠いところまではるばる来たんだし、今外に出ないでいつ出るんだ!と自分を鼓舞して人に会いに行く。これこそが言語習得の鍵なんじゃないかなと個人的には思います。

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現地の人に信用してもらうには

しょご(順天堂大学/ 崇徳高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • パーペチュアルヘルプ大学
  • フィリピン
留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)

私はフィリピンに行く前に現地語であるタガログ語を勉強していたため、スラムの方々ともスムーズに交流をすることができました。現地に行く前に英語だけではなく現地語を勉強しておくのをお勧めします。

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イタリアの言語事情

Hikaru( 北海道おといねっぷ美術工芸高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • アカデミアリアチ 家具修復・製作コース
  • イタリア
  • フィレンツェ
留学テーマ・分野:
専門留学(スポーツ、芸術、調理、技術等)

イタリアでは主にイタリア語・英語・地域によってはその他の言語が話されています。実際にイタリアに行ってみたところ、やはりイタリア語が中心で、英語を話せる人たちは観光地や、観光客に人気なお店・場所のあたりだけにいたように思います。また、英語を話せる・話せないは年代も関係しており、若い人は英語を話せる方が多かったです。ご年配の方は少しだけなら or 全く話せないという方が多い印象でした。(留学中に私がイタリア語が話せないせいで何人のおばあちゃんを道案内できなかったことか……) 留学をより充実したものにする、現地の人とのつながりを楽しむためにも、英語だけでなく難なく基本的な会話ができるレベルのイタリア語を身につける必要があると思います。(もちろん地域によっても少しずつ違ってくる可能性はあります!)

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共通言語が存在する奇跡と、他言語を学習する大切さ

常田千尋(千葉大学/ 北海道立函館中部高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • 王立プノンペン大学外国語学部国際関係学科、カンボジア日本人材開発センター(CJCC)、日本国際協力センター(JICE)、国際交流基金プノンペン連絡事務所
  • カンボジア
  • プノンペン
留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)

私が留学したカンボジアの公用語は、クメール語です。日本にいた時は、周りにクメール語を話す人がおらず、学習するのは大変困難で「もう、クメール語は無理」と思い込んでいました。そのモチベーションのまま留学をすると、英語やその他の自分のできる言語に頼ります。そして、自分の知っている言語が通じない場所ではかなりストレスが生まれてしまいます。 留学期間中に、周りにクメール語がネイティブレベルの人しかいないことが、時に苦しいこともありました。交換留学の授業中には、英語で授業が行われますが、より詳細なことはクメール語のほうが理解が深まりやすい人が多いため、クメール語が頻繁に使われることもありました。インターンシップの期間中も、英語で指示が出されず、自分だけ輪に入れていないと感じる瞬間も多くありました。「英語で説明してくれたら、こんな孤独感を抱かずに済むのに」「英語だったらもっと私は仕事ができるのに」とばかり考えていました。 しかし、私がほとんどの生活を自分が話せる言語でできるのは、英語で話す私に合わせてくれる人がいるから、私がわかる言語をコミュニケーションの相手も学んでくれているからだと気づきました。同時に、相手の言語を学び、話そうと努力することが、相手の国や文化、そして相手そのものをリスペクトする方法だと気づきました。 確かに学習中は、自分だけがついていけない、孤独感を抱くこともあると思いますが、それを乗り越えるからこそ、モチベーションが生まれるのだと思います。私にとって、クメール語はそのような意味でとても大切な言語になりました。 留学終了後、またカンボジアに来ることを計画しています。その際は、私がカンボジアで出会った大切な人たちに、今よりもクメール語で話しかけられるようになっていたいです。この留学は、たくさん苦労しましたが、その分モチベーションに繋がる期間でした。

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ベースは自分でやってから!

鈴木愛佳(筑波大学/ 千葉県立船橋東高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • チュラロンコン大学 Faculty of Sports Science
  • タイ
  • バンコク
留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)

タイ語は文字がやはりハードルなので、留学前に文字のルールを覚えたのち、問題集でタイ語を学んでタイ語検定3級をとってから渡航しました。そのため渡航後にアドバンスクラスの授業をとることができて、中上級レベルのタイ語の習得がスムーズでした。日常生活でもタイ語を読めたほうが苦労しなかったです。そして何より多少言語を話せたほうが現地のタイ人と仲良くなりやすかったです!

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Pratique, Pratique, Pratique (練習、練習、練習)

西松 佑華( 洛南高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • EF Paris
  • フランス
  • パリ
留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・語学留学

モントリオールで習ったフランス語とパリで習ったフランス語がかなり違い、パリのフランス語に慣れるのに少し時間がかかった。語学学校に行った初日にプレースメントテストがあり、CEFRのB1-1に入りたいと思っていたのだが、結果はA2-2で、いきなり心が折れた。しかし、気を取り直して、練習あるのみ、の気持ちでたくさんの人と話したり、本を読んだり、映画を見たりした。3週間では足りないと感じたが、次回の留学に備えて、現在もフランス語の勉強を続けている。

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ガラパゴスで英語は通じない?スペイン語圏での生活

中山璃乃( 大阪府立水都国際高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Project Abroad
  • エクアドル
  • ガラパゴス諸島
留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・海外ボランティア

「留学に行く」と聞くと英語圏での生活を想像される方も多くいると思いますが、実際には他の言語が共通語となっている国に留学へ行く人もいますよね。私もその一人で、留学先のガラパゴス諸島はエクアドルに位置するので、スペイン語でした。もちろんスペイン語を勉強したことなんて一度もありません。滞在先のホストマザーも町の人達も英語を話せる人はほとんどいなく、話せるのはエージェントのスタッフの人や他のボランティアメンバーのみでした。私は留学が決まった後すぐに、ホストファミリーが英語を話せないという情報を得たので、すぐに本屋さんへ行き初心者向けのスペイン語の参考書を一冊買いました。学校の勉強やその他の活動をしながら、時間を見つけてそれを読み、簡単な挨拶と自己紹介はできるようになりました。しかし、いざ現地へ行ってみると日常生活に必要な会話も全く成立しないし、スマホにある翻訳機で音声機能などを利用して伝えたいことを話していました。直接コミュニケーションを取れないもどかしさもありましたが、英語もスペイン語も話せる同じボランティアの仲間に助けてもらったり、ジェスチャーを交えて話していました。語学は完璧でなくても、伝えようとする姿勢があればきっと相手も聞いてくれようとします。笑顔で話したり、私の場合は食事を毎食作ってもらっていたので、ご飯をもらうたびに「ありがとう」「美味しかったよ」などという感謝の気持ちは忘れずに伝えようと心がけました。 英語圏以外の国への留学を検討している人は、学校の勉強や部活などで忙しいとは思いますが、留学生活をより充実させるためにぜひ時間を見つけて練習してみてください。

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とにかくアウトプット

脇坂 祐汰(立教大学院/ 神奈川県立 希望ケ丘高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Cambodian Mekong University / Australian Centre for Education
  • カンボジア
  • プノンペン
留学テーマ・分野:
海外インターンシップ

大学の第二外国語で選べない言語の語学力の向上を一人でやるには限界があると思います。 文法や語彙を黙々と勉強し、それを実際に使う場面を増やしてみてください。市場に買い物に行く、近所の人に挨拶してみる、現地の友達に現地語で話してみるなど、工夫は人それぞれだと思います。 最初は聞き取れなかったり、うまく発信できずに自信を無くしかけることもあると思いますが、積極的にチャレンジを続けることが向上の秘訣です。 私自身も、留学前はクメール語で日記を書いたりと、努力したつもりでしたが、実際に現地に行ってみるとほとんど話せませんでした。しかし、あきらめずに間違ってても現地の言葉を発する努力をした結果、今では現地の市場に行って買い物+日常会話までできるようになりました。

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