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生活 377件

あらゆる手を尽くす

田口咲樹(東京工業大学 大学院/ 女子学院高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ミラノ工科大学 建築学科
  • イタリア
  • ミラノ
留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)

渡航直後に、履修しているスタジオのスクールトリップが予定されていました。 イタリアから国外に出る際には滞在許可証がないと空港などで捕まってしまい、出入国できなくなる可能性があったのですが、まだ滞在許可証が発行されていなかったためどうすればその旅行に参加できるか必死で模索することになりました。他の国からの留学生や、日本人学生、インターネット、ミラノにある日本国総領事、移民局に様々な手段で問い合わせました。特に、滞在許可証を発行する機関である移民局には毎日のように足を運び、ろくに喋れないイタリア語や翻訳ツールを使いながら職員の方と交渉し、臨時の滞在許可証を発行してもらう一歩手前まで手続きを進めました。職員の方もイレギュラーな手続きには慣れておらず、基本的に余計なことはしたくないのでなかなか手続きを進めようとしてくれなかったので、最初は戸惑いました。粘り強く交渉する中で、時には声を荒げたりしないと向こうの人も本気で動いてくれないと知り、強く主張する重要性を痛感しました。 結局、最後の最後で臨時の滞在許可証はどうしても新規では発行できないと言われ、なくても出入国できるという職員の説明に屈してしまったのですが、できる限りのことはしたと思っています。無事スクールトリップには参加し、イタリアを出て戻ってこれたので良かったです。

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simフリーの携帯を買うか、現地で携帯を買う

あやめ(京都大学/ 県立福島高校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ヘルシンキ大学
  • フィンランド
  • ヘルシンキ
留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)

私はフィンランドに行ったらWi-Fiのあるところだけで携帯を使うつもりでいたので、日本の携帯をそのまま持っていきました。実際にフィンランドは日本よりもWi-Fiを使えるところは多かったけれど、旅行中などでインターネットが必要になってくる場面が多々ありました。やはり留学(とくに長期留学)の場合はsimフリーの携帯を買って、現地のsimを買うことをお勧めします。

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ロンドンの空港内ATMでスキャンされてしまった

Yumi(大阪大学/ 甲南女子高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • サンクトペテルブルク国立大学国際関係学部修士コース
  • ロシア
  • サンクトペテルブルク
留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)

デビットカードがロンドンの空港内でスキャンされてしまい、急に現地通貨が口座から引き出せなくなってしまった。ATMから指示した現金と違う額が出てきておかしいと思った数日後、デビットカードが急に使えなくなった。ホステルの電話を借りて日本の銀行に連絡したところ、10万円程度が口座から抜き取られていて、銀行側が不審であると止めて下さったと判明。その後、銀行の提携警備会社と、母を介した3者電話(私と母はメッセンジャーで)やメールでやり取りし、ロシアの警察へ行ったり、書類を作成し、4か月後に無事全額戻ってきた。だが、デビットカードは使えないままであったので、現金は親から郵貯からロシアの銀行口座まで手数料をかけて送ってもらったり、手持ちのドルを崩したり、親友に拝借して過ごした。 クレジットカードだけでは過ごせない国への留学ならば、現金もあらかじめある程度持っておくことや、可能ならばデビットカードを2枚持ちしておくこと、万が一に備えて日本で自由に動いてくれるよう親友や親戚にお願いしておくことをお勧めしたい。 ロシアでも私は盗難に遭わなかったが、盗難とは違いスキャンニング等は気づきにくい。異変を少しでも感じたら、オンラインで口座を確認したり、銀行に問い合わせてみることをお勧めする。

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安全さに油断しない

Rio(法政大学/ 日本大学藤沢高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • レイクヘッド大学・キラーニーセカンダリー
  • カナダ
  • サンダーベイ・バンクーバー
留学テーマ・分野:
海外ボランティア

カナダは治安が良くて犯罪も少なく、特にバンクーバーは住みやすい街として有名なほどです。実際に何不自由なく留学生活を送ることができましたが、だからこそ無防備になりやすいとも言えます。警戒しすぎては人と関係を築きにくくなってしまうとはいえ、どんなに安全でも気を抜かないようにしましょう。

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途上国であることを忘れない

櫻田 康太(東京藝術大学大学院/ 日本大学付属藤沢高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • 建築設計事務所Tropical Space
  • ベトナム
  • ホーチミン
留学テーマ・分野:
海外インターンシップ

ベトナムに滞在して数ヶ月たつと、周囲の友人や職場での同僚などは非常に親切なので、気が緩んでしまい、1月には続けて2回盗難にあった。1度目は、事務所の外廊下にある下駄箱に入れた靴を置き引きされた。2度目は路上の屋台で友人と食事中にバイクで背後から迫られiPhoneをひったくられた。被害をうけたことはしょうがないことではあるが防げた部分もあると思う。やはり途上国に滞在している以上は、現地の人から、「外国人は先進国から来ていて、お金持ちである。」といった印象をもたれることを意識して生活をしなければならないと強く感じた。

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日本食について

オペラ座の怪女(東京藝術大学大学院/ 兵庫県立姫路東高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • オジモ市立声楽アカデミー
  • イタリア
留学テーマ・分野:
専門留学(スポーツ、芸術、調理、技術等)

私は基本的には日本食がなくても大丈夫なのですが、やはり初の長期滞在だったので、麺、出汁、つゆ、お茶などいくつか準備して持って行きました。昨今の日本食ブームのおかげか、どこでも米や醤油は手に入れることができます。その中で絶対持って行ったほうがいいおススメ食材を3つご紹介します。1つ目はつゆです。うどん、そば、炊き込みご飯にも使えるので、ホームシックになった時に重宝します。2つ目はすしのこです。お寿司作ってくださいとリクエストされることがとても多かったのですが、米は手に入るものの種類の違いで酢飯を作るのが大変でした。これさえあれば簡単にお寿司パーティーを開けます。3つ目はおたふくソースです。お好み焼きは本当にたくさんしました。日本のピザだよ、と言うととても好評です。お好み焼きソースは作ると大変なので、是非持っていき、交流ツールとして活用してください。

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自炊すれば安いけど外食すると高いオーストラリア

ナベ(名古屋大学/ 愛知県立時習館高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • アデレード大学
  • オーストラリア
  • アデレード・ブリスベン
留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)

オーストラリアの外食は非常に高く、お昼でさえ店で食べると1000円以上します。 またスーパーでは弁当は売っておらず、サンドイッチは日本のコンビニで300円くらいのものが倍近い値段だったりととにかく高いです。 ただ、野菜や肉は比較的安いため「自炊」すれば安く抑えられます。 特に野菜は~$/kgという量り売りで売られていることが多く、市内の市場ではトマトが4$/kg、にんじんは0.99$/kgで売られていました。

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テロの恐怖と治安

とばせ(熊本大学大学院/ 天草高校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ロレーヌ大学結晶学研究室
  • フランス
  • ナンシー
留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)

私がフランスに行ったのは2015年10月でした。フランス、パリで発生したテロはその一か月後の11月です。私が住むナンシーはパリから遠く離れていますがその時の恐怖、街の動揺は激しかったのを覚えています。テロの次の日に開催されたアニメのイベントでみんなで黙とうを捧げたとき、フランスの悲しみを感じた気がしました。テロ以降、パリに行ったときに兵隊がいっぱいいて、警戒している様子を見て、安心だなと思った半面、テロが起きる可能性を感じ、とても怖かったのを覚えています。 旅行でパリに行ったときに、私はシャンゼリゼ通りでスリの被害に遭いました。アンケート回答を装った女性がやってきて、アンケート用紙で隠している間にウエストポーチに入っていた財布をすられました。幸い、すぐに気づきお金を抜かれる前に取り返すことができました。スリ対策のつもりでウエストポーチを前にかけ、肌身離さないようにしていたのにすられたのはショックでした。 フランスの治安は高くないのは知ってましたが、実際に行って治安の低さを感じました。その時に適切に対応できるように注意するように心がけていくのが大事だと感じました。特にスリには遭わないように貴重品はちゃんとガードしておくのが大事だと思いました。

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お金が引き出せない!どうする授業料!

中嶋 萌絵(高知大学/ 兵庫県立豊岡高等学校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ニューブランズウィック大学/ELS Language Centre
  • マレーシア・カナダ
  • セントジョン・セランゴール
留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)

私が留学中に一番大変だったことは、お金を引き出すことです。クレジット カード2枚(内1枚のみキャッシング機能つき)が旅の資金源でした。 現金入手はクレジットカードのキャッシング機能のみを手段として利用していました。 月々の上限は10万円だから毎月10万円以内ならいつでも引き出せるもの と思っていたのですが、銀行の引き落とし日や現地ATMでの引き出し上限の関係から 、 思ったように引き出すことができなかったのです。 その結果、 ・予定していた日に試験が受けられない ・トビタテの奨学金が引き出せない ・ステイ先の家賃を滞納 などなど他にも挙げればきりがないほどお金にまつわるトラブルだらけでした。 今から振り返ればお金について無知なのにも関わらず、確認があまりにも不十分だなと思うのですが、 当時の私は、ちょっとしたトラブルが起こって初めてそう気づきました 。 私の場合、幸い大きなトラブルに発展する事態には至らなかったのですが、 日本にいる両親をはじめ、周りの人々にたくさん迷惑をかける結果となり 大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。 普段は自分で対応できることでも国が違えば思うようにいかないことだらけです。 現地の情報収集など事前準備はしっかりしておくことをお勧めします。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ とはいえ私も 渡航前は諸手続きに追われそれどころではなかったと言うのが本音ですので、 あまり気負いせずできる範囲でやってみてください。 この留学大図鑑でたくさんの失敗談を読んで過去の事例を知っておくことも 良いのではないかと思います^^

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イメージで決めつけない

まこ(上智大学/ 創価高校)

留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • コスタリカ大学、コスタリカ・ラティーナ大学、在コスタリカ日本国大使館、H.I.S, COSTA RICA
  • コスタリカ
  • サンホセ
留学テーマ・分野:
その他のテーマ

中南米と聞くと、治安が悪く、危険なイメージが先行してしまいがちですが、一概にそうとは言えないと思います。確かに、治安が悪く、夜や一人では出歩かない方がいい場所や地域も中にはありますが、中南米の全ての場所が同様な性質をもつわけではありません。ある意味では、慣れない海外の土地で生活するということ自体、欧米でもアジアでもアフリカでも安全面には細心の注意を払う必要があります。夜間に一人で出歩かない、荷物に注意する等の常識的な事柄をわきまえていれば、私の場合留学生活に全く問題はありませんでした。 中南米はその背景が多様で人も温かく、引き込まれてしまうような魅力にあふれる地域です。しかし、治安が悪いという先行したイメージにより、中南米への留学を諦めてしまう人がいるとしたらそれは非常にもったいないことです。新しいことを学び、視野を大きく広げる留学にするためにも、先入観によって可能性を狭めることのない留学を強くおすすめします。

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